Matukituki river(マツキツキ リバー)
ヒッチハイクで行くマツキツキリバー

  
  

ヒッチハイクでいくマツキツキリバー 02年1月16〜18日

ヤングリバーから戻り、ワナカのガソリンスタンドに行くと、
車の修理に3日かかると告げられた。
何もやることがなく足止めをくってしまった。
はじめはキャンプ場で野球をしたり、町をふらついて見たけど、
すぐに飽きてしまう。
結局やることは釣りしかなく、車がなくても釣りに行ける方法を考えた。
レンタル自転車、レンタルカヌー、バス、歩き。
楽で経済的な手段を考えたら、世界共通、親指勝負のヒッチハイクだった。

   
               どんな車が釣れるか・・・

ワナカ湖の西に流れ込むマツキツキリバーは、
高い山に囲まれた美しい景色が人を呼び、
トレッキングが盛んなところでもある。
そんなマツキツキリバーへの交通量が多いことを期待して
山にこもることにした。
リュックにテント、3日分の食料、ビール、ワインを詰め込んで、
ワナカの町はずれで、車を待つ。
頻繁に通る車に、余裕で親指を立てる。
両手で元気良く立てたり、満面笑顔で立てたりする。
反応は良く、笑顔で手を振ってくれるものの、なかなか食いついてくれない。
一時間たち、しょぼくれ気味に歩きながら親指を立てていると、
一台のバンが止まった。
サングラスをかけ、上半身裸のおっかなそうな兄ちゃんが二人。
行き先を話すと、窓から親指で、後部座席を指差してくれた。
足元に埋め尽くされた、ゴミを足でかき分けながら、
「いい車だね」などと挨拶を交わし、マツキツキの谷へと出発した。

   
      服も着ず靴もはかず、目は守るキウイ(現地の人)

砂煙を立てながら走る車は、車の中でも砂煙が立ち、
ウシやヒツジを蹴散らして、マツキツキの駐車場に着いた。 
午後3時を回っていた。
しっかりと整えられたトレッキングコースを、4時間ほど歩くと、
Aspirin Hutという山小屋に到着し、その近くにテントを張った。

マツキツキの釣り

前日に降った雨でマツキツキリバーのAspirin Hutから上流は流れが荒かった。
さらに周りを囲む、高い山の頂上には氷河がドッサリと乗り、
そのためかマツキツキリバーの水の色は、細かい泥が混ざって白っぽかった。
川底にも灰色の泥が積もっているのが気になり、
1時間ほど歩いてみたけど、一尾の魚も見かけなかった。
Aspirin Hutより2km下流にある、Cascade Hut周辺がベスト区間のようで、
何とか満足の釣りができた。
マツキツキリバーは、水の色と魚のコンディションを考えると、
超一流とは言えない気がする。下流に湖がある川は、
産卵を終えた魚たちは湖へ下りてしまい、
川に残るのはあまりコンディションの良くない魚のような気がする。
タイミングが合えば、湖上がりのマッチョな魚が釣れるのかも知れないけど、
今回のマツキツキは「釣りに来る」というよりは、
「このすばらしい景色を見に来る」。そんなマツキツキリバーだった。

           


      青い川のブラウン 61p・2.2kg

帰りのヒッチハイクは、広がった青空の下、そよ風に吹かれながら、
いつ通るかわからない車を待った。
2台目に通りがかった、キャンピングカーが止まってくれた。
アメリカから来た夫婦で、
「寒いアメリカの冬から逃げて、毎年ニュージーランドを旅しているんだ」と、
日本車を窮屈そうに運転するおじさんが言った。
おかげで、のんびりと横になりながらワナカの町まで戻ってきた。

車の故障はオートマ車特有のトランスミッションの故障で、
1300ドル7万円で復活した。
こたえる出費だったけど、その分高く売って日本に帰ればよい。
そんなわけで、車のない生活が終わり、無事車も直り、新たな出発だ。
目指すはラストフロンティア、オクルウリバー。

02年1月18日ワナカより

   
      帰りは夜までに帰れればいいべ、テントも食料もあるし・・・





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